道にはモデルガンの弾の
「ＢＢ弾」と呼ばれるものがいっぱい落ちていて
学校帰りに拾いながら歩いたりした。

いろんな色のＢＢ弾がたくさん集まって楽しかった。


休日になるとモデルガン片手に公園に集まり
空き缶めがけて撃ったりして遊んだ。

それに飽きてくると
いつの間にやら友達同士の撃ち合いになる。

公園の木に身を隠しながら
「ぱっ」と体を出して２発程撃ちこむと、また身を隠す。

刑事になったみたいで楽しかった。


さらに調子に乗り出すと
自転車に乗り町を走りながらの撃ち合いとなる。

舘ひろしばりに
「手放し運転をして撃つ」など遊びの幅が広がる。


その日も自転車に乗りながらモデルガン片手に友達を追いかけ
「待て～」などと言いながら撃ち合いをしていた。


舘ひろしばりの手放し運転撃ちをしつつ友達を追いかけていると
反対から歩いてくる小２くらいの男の子にすれ違いざま

「カッコツケマン」
と言われた。

その言葉に僕はガックリとへこんでしまい
そのまま家に帰ってしまった。